当会として初めて訪れる観察地です。参加者の期待の半分は野鳥との出逢い、
もう半分は牛久沼の名物「うな丼」期待だったようでした。
・牛久沼水辺公園
牛久沼は周囲25.5kmの細長い沼で、水辺公園は牛久沼の畔に新設された公園です。
ここでは白鳥をはじめ多くの水鳥を間近で見ることが出来るふれあいスペースや、
牛久沼南岸に沿って沼を一望できる長い展望デッキがあって、
安全に観察が出来るようになっていました。
・うな丼発祥の地の謂れ
江戸時代後期に鰻の大好きな大久保今助という人物がいて、その今助が江戸から故郷に帰る途中、
水戸街道を牛久沼まで来て、茶店で渡し船を待っているときに鰻が食べたくなり、蒲焼きとドンブリ飯を
頼んだ。ところが、注文した品が出てきたとき「船が出るよー」の声。今助はドンブリと皿を借り、
ドンブリ飯の上に蒲焼きの乗った皿をポンと逆さにかぶせて船に乗り込み、対岸に着いてから土手に
腰をおろして食べたところ、蒲焼きが飯の温度で蒸されていて、より柔らかくなり、飯にはタレが
ほどよくしみこんで、これまでに食べたどこの鰻よりも美味かったそうで、その後この食べ方が
人気になったそうです
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